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新潟県は、イモチ病抵抗性のある新品種コシヒカリ新潟 BL1〜6号(以下コシヒカリ新潟BL)を奨励品種とし2005年 産からは、県下で従来品種のコシヒカリの作付けと集荷を事実上 停止し、全面的にコシヒカリ新潟BLに切り替えました。 この政策に対して、県内の大半の農家は従順に従ったようですが 独自の販売力のある自立的な農家やコメ流通関係者から拒否や 反対があったり、食味の違いから新潟産コシヒカリの価値下落を 危惧する声が上がっていましたが、今のところ価格も大きく低下 せず販売が続いているようです。 ところでこの全面的にコシヒカリBLに切り替えた新潟県の政策 は実は大きな目的があったようです。 というのは「コシヒカリ」ではないのに高値で売れる「コシヒカリ」 と表示する偽装することが後を絶ちませんでした。 中途半端に切り替えたら従来品種(今では全体生産量の5%程度が 「昔ながらのコシヒカリ」という名前で販売されています)とBL が共存することになると偽装品種の取り締まりもうまくいきません。 そこで長年の研究、開発で得られた「イモチ病抵抗性品種」コシヒカリ BLに全て移行することにより偽装品種を排除出来るようにしたもの です。 つまり新潟県の農家のみにコシヒカリBLの種籾を販売することで 遺伝子検査により他県産のものか判別できることになる訳です。 検査には勿論コストがかかりますが、法律的に訴えた場合の科学的な 証明が可能になったわけです。 これは実は宮城県のササニシキの事例に学んだと思われます。 宮城県のササニシキの場合はこれに「イモチ病抵抗性」を持たせた ササニシキBLを導入したのですが 消費者が手にする店頭でササニシキBLは、評価の高いブランド 「ササニシキ」としてではなく、未知の新ブランド「ささろまん」 として販売されたため、市場でササニシキのようには評価されなかった という苦い経験があったからです。 このような新潟県の政策は確かに己の利益を保全することに成功 したかのように見えます。 しかし、新潟県サイドでは、都市の消費者に対する情報発信に 積極的ではありません。コシヒカリ新潟BLの耐病性とそれによる 生産コストの減少など、農家向けの情報発信はあるのですが 消費者が受けるはずの利益を説明している例が見当たりません。 消費者が最も歓迎するのは、味(品質)の向上と価格の低下という 情報ですが、それはありません。 逆に、“嘘”“ニセモノ”“隠蔽”などは、消費者が最も嫌う キーワードなので、出来るだけ沈黙という形で対応するしかない のです。 問題は消費者がどう選択するかです。 消費者が目立った違いを感じなければ、価格は維持されるでしょう。 逆に、長期にわたって消費するうちに「どうも味が落ちた」などと 感じる消費者が増えてくれば売れ行きは鈍化し、今後何年かの間に 「新潟コシヒカリ」が“緩慢な死”を迎える可能性も、今日現在無い とは誰も断言はできません。 ちなみに「コシヒカリ」という名称には特定の団体や人による 所有者も管理者も居ないということです。 筆者としては、このようなややこしい背景がついてまわる括弧つきの 「コシヒカリ」よりも正々堂々と「コシヒカリBL」と表示すべきだと思います。 関係者に改善をお願いするものです。 <終わり> *「品種変更した「新潟コシヒカリ」の表示について」はこちら →http://ttryu8.at.webry.info/200608/article_8.html *「品種変更した「新潟コシヒカリ」の表示について(その2)についてはこちら →http://36479185.at.webry.info/200801/article_1.html ●日本ブログ村・ランキングに参加しています。 1日1クリックは有効です。こちらをクリックください。 |
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品種変更した新潟コシヒカリの表示について(その2)
「品種変更した新潟コシヒカリの表示について」の疑問があり ...続きを見る |
ねっとでしょくひん独り言 2008/01/10 15:33 |
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